イギリス

28週後… / 104分

ダニー・ボイル作「28日後...」*1の続編。監督は「10億分の1の男」*2を撮ったフアン・カルロス・フレスナディージョに変更。これが大正解。前作の数倍面白くなってます。「28日後...」で猛威を振るったウイルスは収まり、復興作業が始まったイギリスが舞台。…

BULLET FOR MY VALENTINE / THE POISON

LostProphetsを輩出した『Visible Noise』発、ウェールズ出身の4人組。プロデュ―サーに等を手がけたCOLIN RICHARDSON。最近はUSやUK共に、この手のサウンドが飽和しており、一聴しただけでは違いが分からなくなりつつあるけれど。このバンドは、ともすれば単…

BLOC PARTY / SILENT ALARM

99年にロンドンを拠点に活動開始。個性的なレーベル『Wichita』と契約。04年にSg[BLOC PARTY.EP]でデビュー。同年「SUMMERSONIC04」に出演。05年にプロデューサーPaul Epworth(主な仕事Future Heads)、ミキサーRich Costey(主な仕事MUSE、COLDPLAY)を迎え[SILE…

PLACEBO/Once More With Feeling: Singles 1996-2004

96年1月『Hut Recordings』と契約を結びシングル[Come Home]をリリース。7月にHutの下『Elevator Music』レーベルを設立。デビューアルバムを発表する。同年ツアー中に、ドラムがステファンになり、現在のPLACEBOになる。VELVET GOLDMINEと言う映画を聞いた…

FUNERAL for a FRIEND/Casually Dressed and Deep In Conversation

UKエモコアシーンを引っ掻き回す悪ガキFUNERAL for a FRIEND。ツーバス、シャウトに展開の多い曲。メタルに括られてもおかしくない要素を、抜群のメロディーセンスで強引にエモと呼ばせる。キラーチューン[Juneau]を引っさげ、早々と日本デビューを決めてし…

THE CORAL/MAGIC AND MEDICINE

前作から一年未満と言う、短いタームで発表された今作は、 LIVEで鍛えたダイナミズムでも、ヒットした前作を引き付いだ 内容でもなく、より内省的でありつつ、メロディを深めた内容になっている。 例えば、THE BANDやボブ・ディランのアルバムと 肩を並べる…

THE CORAL/THE CORAL

リヴァプール近郊のド田舎、HOYLAKE出身の、平均年齢20歳。THE MUSICとのツアーで、大手ソニーと早々と契約。デビューシングルから、UKメディアは大絶賛。と聞くと、ちょっと想像に容易過ぎて萎えてしまうが、想像とは違い、太いサイケデリアが渦巻く音像に…

Ash/FREE ALL ANGELS

RadioHeadがOK Computerを出してからのUKシーンは、第2.第3のRadioHeadばかりが店頭に並び、もうウンザリだった。Coldplay?Travis?退屈だよね。2ndで長い長い冬を耐え切ったAshは、もう一度 あの頃の夏に帰ってきた。胸がキュンとするような甘酸っぱさも。…

Boards of Canada/In a Beautiful Place Out In the Country

エレクトロニカ・インテリジェントテクノ・アンビエント・ブリープ。彼等は作品毎、様々な呼ばれ方をしたがその時その時で、様々な顔を見せる繊細な音作りの前に、ジャンルは意味を持たない。幻想的・ノスタルジックと言われるサウンドは、アルバムサイズで…

IRON MAIDEN/Brave New World

俺は、中学の頃メタルにはまっていた時期がある。そのせいで、HR/HMを甘く見ていた節があった。このアルバムは、そんな俺の後頭部を思いっきりぶん殴った。 12枚目(!?)となる今作ではギターが3人も居る。とてもじゃないが、普通のバンドがそんなもの制御で…

BLACK BOX RECORDER/ENGLISH MADE ME

BLACK BOX RECORDERの1st[ENGLISH MADE ME]。フランスではThe smithsよりhouse of love,suedeより人気のあるらしいオトゥールズ。そのルークヘインズがメンバーと喧嘩して作ったのが、このバンド(他にもソロや、ドイツのテロリスト集団の名前を冠したプロジ…

OASIS/(What's The Story)Morning Glory?

90年代、最も世界で愛されたアルバム。勿論、捨て曲は1曲もない。[Roll With It][Wonderwall][Don't Look Back in Anger]と、顔を赤くしながら悶絶してしまう最強の曲揃い。んで、90年代のロックアンセム[Champagne Supernova]う〜ん、マジヤバイ。ブリット…

XTC/Skylarking

「職人気質」「完璧主義」などと言われる、アンディ・パートリッジ。しかし、XTCを聞くにあたって特に肩に力を入れたことは無い。物凄い傑作は無いけど、アルバムはどれもこれもカッコイイ。パンク的なアチテュードを、テクノロジーを駆使して爆発させるとい…

JOY DIVISION/Unknown Pleasures

UKロックは残酷だ…ムーヴメントごとに生贄を捧げてきたUKロックは、この時一人の繊細な詩人を殺した。パンクの影の部分を激しく背負いながらも、ニューウェーブへの新しい道を探し出したイアン・カーティス。不穏なビートにマイナーコードを掻き毟る、痛々し…