電気グルーヴ / J-POP

J-POP
これヤバイな!かっけー
卓球の曲は数パターン定番の展開ってのがあって、そっからそんなにはずしてないので『いつもの』といって切って捨てれる部分もあるし。テクノの宿命である、ボディミュージックとしての即物性と最新系として聞くと若干古く聞こえる部分もある。(そんなもの誰も求めてないだろうけど)ままそれも、卓球のソロっぽい趣があるからか。だけどもこれはソロじゃなくて、電気GROOVE
なんだろうこの哀愁と爆笑は。ストロボで見える学生時代のバカ写真のような風景は。実際にその感じが生まれてくる環境に居たら、分かんない様な気がする。もう俺の歳だと、この哀愁と爆笑が日常で現出する事はほぼ皆無で、過去の中にしか存在しない映像。でもその訪れない場所からしか見えない風景なんだと思う。そのせいか、過去一番、視線がやさしい!あの頃を引き伸ばしたような時代からあの頃を邂逅するようなステージへ。例えばキック一つとっても卓球節のクリシェなんだけど、それが友達の口癖のようにボディに効いてくる。なんだお前はw隙だらけで隙が無い。ありそうでありえなかったアダルト電気
過去への視線だけかと言うとそういうわけでもなく、アダルトならではの未来への希望から未来への恐怖へ。具体的にいうなら、老いへの視線が見え出していて、ここ数年の電気、伊集院、浅草キッドに感じる老いへの恐怖。それに抗うか、身を任せるかここが今後のアルバムの見所になるのかもしれない。