ダウト / MUSIC NIPPON

MUSIC NIPPON

ちょっと積みCDしていて聴くのが遅れてしまったのですが。マジ後悔してますよ、超カッコイイじゃないですか。俺は過去作の中で断トツ好き。最近メロディの起伏に乏しい音楽ばっかり聞いていたせいで、こういう歌謡曲風メロディのバンドがピッタリハマった形なんですけど(R指定とか)。そもそも最近のシングルはバラエティに富んでいて面白かったのですよね。

表題曲は最新系でありながら、ダウトらしさを全開に見せつける鉄板ナンバー。に続き、シングルの全身全霊livesはストレートなロックナンバー。音楽性はV系の中ではポップな方だと思うんですけど、演奏上手いですよねダウト。お次の最後の晩餐は、V系では珍しいブラスアレンジが入ってくる。
こうなってくると、全曲に一言書かなきゃいけなそうでめんどくさいんですけど、次の曲マジビビった。ブラスアレンジで繋げたこの曲は、同じブラスでも16ビートなのでまた意味が変わって、ワカチコギターなんて入ってきて、V系でファンクをやるのってなかなか難しいんですけど、ダウト色になってますね。というかV系ファンクだけでもアイデアが渋滞起こすのに、サビがソーラン節なんすよ。なんなんすかね頭がおかしいんですかね。サビ後の展開も、渋谷系というには絶妙にダサいんですけど、爽やかでこういう展開もできるんですねー。
この後も、素晴らしい世界とか、サイケデリコ∞サイケデリコとか、いい曲(なんだけど少し変な曲)満載でおいしくて。かと思えば、思ひ出港町とか演歌でチョッパーみたいな、よっく分かんないけど、面白い曲も随所に入り込んできて、マジヤバイっす。多分ですけどボトム(リズム隊の引き出しが多いこと多いこと)がしっかりしてるから、遊び心が活きてるのかな、なんて思いました。ベースとドラム聞いてるだけで、ホント面白い。メロディ・アレンジ・アイデア、かなりの良盤っすよ