ノン子36歳(家事手伝い) / 105分


ノン子36歳(家事手伝い)
これって流行語になったアラフォー・婚活・負組み(お一人様とかも)を狙った。30代女性が主人公の、女性監督による、前向きに生きようってラインだと思ったけど。コンカツ・リカツとか普通に見えてエゲツないやつを見ちゃってたんで、なんか思ってた通りに普通なだけで、よく出来てても全然琴線に触れないんだよねー。坂井真紀が気風の良い脱ぎっぷりで、エッチシーンも面白いし、看板蹴って回る坂井真紀はかわいい。押しが強くて口だけはうまいが明らかに駄目人間の元夫の鶴見辰吾とか、明らかにアレな若者(Tシャツが苦笑いを誘う)星野源とか、彼女の周りを回る男達も面白い(予断だけど新田恵利の顔が凄い。おニャン子感ゼロ)のに、なんか微妙。
もしかすると、田舎で実家暮らしの元タレントっていう設定が、アラフォーサイドからも、男目線から見ても間違ってるんじゃないかな。全然煮詰まらないでしょ。化粧栄えするけど普通のルックスで会社も真剣に選んでなくて、なんかつまらないって文句言ってたような女に見せる方がいい訳で。郊外に一人暮らししてて、事務の仕事帰り後輩にご飯誘われて、顔がちょっと…とかいいながら期待してて。みたいな期待と裏切りとか諦観と希望とか、最終手段とか、そういう冷めてそうで都合のいい女のがよかったんじゃないかな。お前はそれでいいや、って感じ←それでいいんだけど。最後に熊切和嘉らしい、気持ち悪い映像になるんだけど…いや36歳家事手伝いの坂井真紀が田舎で燻ってたら拾いたいもんだけどね。