椿屋四重奏/椿屋四重奏


椿屋四重奏

平成12年仙台で結成された、中田裕二(Vo.G) 永田貴樹(B) 小寺良太(Ds) の3ピース・バンド(4重奏なのに!?)。自主制作で2枚の音源を発売、2,000枚強を売り上げ下北沢ハイラインレコードのチャートに長期ランクイン。平成15年8月、待望の1stミニアルバム[椿屋四重奏]をsyrup16gレミオロメンBazraを輩出してきた『Daizawa Records』よりリリース。その後、エレファントカシマシsyrup16g等との対バンも多数経験した。各種ギターバンドが乱立した03年に、徹底的なマイナーチューン、緊張感溢れるリズムチェンジ、アレンジは聴き手を追い詰めてくるが、文語調の日本語詞、そして22歳とは思えない背景を感じさせる中田のヴォーカルが、バンドアンサンブルをぐっと引き締め、所々に感じる優しい香りにホッとする。「メッセージは無くてもいい、ロック・エンターテイメントがやりたい」と語る辺りも含め、椎名林檎の男版といった雰囲気。縦書きの歌詞カード、変則CDケース。旧仮名遣い。どれをとっても笑ってしまう。 syrup16gの五十嵐に声が似ている。